株式会社八光建設

暮らす空間だけでなく、暮らしの質を提案

星原：

「T.room」さんにはインテリアはもちろん、間取りから庭、外構まで、家に関することすること全てのトータルコーディネーションに携わっていただいています。弊社の建築士は全員男性ですから、「T.room」さんの女性ならではの目線による、家の導線や全体の色合いなどを考慮したご提案、適切なアドバイスは、いつもお客様に喜んでいただいています。

富森：

ありがとうございます。自分のやっている仕事がお役に立てていることは、うれしいですね。

星原：

弊社の家づくりのコーディネートをお手伝いいただく上で、心がけておられることは？

富森：

地元に根差した家づくりをされている八光建設様は、お客様の意見をしっかり聞き、お客様に寄り添った住宅に仕上げたいという想いをお持ちです。会社としての考えが明確で、しっかりされているので、そこはぶれずに外さないことが一番ですね。

星原：

弊社の家づくりのテーマは「お客様のこれからの人生に“長く寄り添える家”」です。お客様が建てて良かったと思える家を具現化し、建てられたあとのことも真剣に考えて家づくりを行っています。

富森：

現場の方をはじめ、社員の皆さんがその思いを持って作っておられますものね。私がご提案させていただく場合、実際生活する上でということも見据え、私がお手伝いさせていただいたあと、お客様自身でコーディネートしやすいことも考えています。例えば、前回、お手伝いさせていただいた物件のお客様は、和風な空間をご希望されていました。最近は純和風なお住まいが少なくなってきていることもあり、小物やインテリアも純和風なものが少なくなってきています。そこで今の時代にマッチするような、スタイリッシュな「モダン和風」的なものを取り入れさせていただきました。長いスパンでみても飽きのこない住まいづくり。最初の印象のみならず、お客様が住んでみて良かったと言っていただけるようにしています。

トレンドに流されず、いいバランスで取り入れること

星原：

私どもは必ず、「T.room」さんと一緒にお客様の話をうかがい、その場でアイデアをいろいろ出して、お客様のご希望に沿ったプランが出せるようにしています。弊社が数あるインテリアコーディネーターのなかでも「T.room」さんにお願いしているのは、永く住み継ぐ家をお考えいただけるからです。例えば、住まいづくりにおいて、いくら流行りであったとしても、将来を見据え、あえて今流なデザインにNGを出されることもありますよね。

富森：

その年のトレンドに左右されて家を作ってしまうと、時代を経て古臭く見えてしまうこともあります。
お客様のなかには流行りやトレンドにとらわれすぎて、5年後、10年後に後悔される方も少なくありません。まずお客様には、最初にお好きなインテリアイメージをお伺いし、それに沿って、色、素材を選んでいます。迷ったら最初のイメージに戻って、バランスが崩れないように。何が必要なのかを振り返ってみて、そこからモノづくりをスタートしなければいけないと思います。もちろんトレンドを排除するというのではなく、簡単に替えのきく小物やカーテンなど、ファブリックでトレンドデザインをアクセント的にご提案する場合が多いです。

星原：

インテリアコーディネーターさんがいなくても家は建ちますが、「T.room」さんにお手伝いいただくことで、将来的にも後悔しないばかりか、もっと家が好きになり、空間がより豊かなものになるということですね。

八光建設×「T.room」×お客様

星原：

お客様は十人十色、色々な想いを持たれています。お客様ご自身がどんな家に住みたいのか、数ある理想のなかで、何ものにも変えられないご要望は何なのか、迷われたり、わからなくなったりされることがありますね。弊社ではお客様の想いに応えるために、お客様よりも多くのことを知り、お客様自身が気づかれていないようなご要望や、言葉にならない想いを汲むよう心がけています。

富森：

情報があふれる今の時代、お客様もネットなどからいろんな情報を引き出してこられます。
確かに、情報が多すぎるがゆえに、何を選べばいいのかを悩んでおられるお客様も多いですね。
自分たちが住みたい家、建てたい家は何なのかということを私たちはプロですので、迷っているお客様に対して、適切なアドバイスをしていきたいと思います。

星原：

これから家を建てられる方に、いい家づくりのためのアドバイスはございますか。

富森：

あまり情報に流されずに今一度、自分たちの家族構成や生活スタイル、住まい方を考えて、自分たちが求めるモノは何か突き詰められること。子供さんが成長して、その後ご夫婦だけの生活など、ライフステージやライフサイクルも変わってくるということも考慮されることをおすすめします。

星原：

家はお客様にとって人生で最大の買い物です。だからこそトータルコーディネートされたデザイン性、細部まで考慮された家事導線、光や風通しなどの機能性などのさまざまな要素を徹底的に追求し、魅力ある空間を提案することが私たちの使命だと考えます。弊社では「煌めきの家」というブランドを展開しています。
今後もさらにブランドの質を高めていきたいと思っています。お客様の要望が多様化していくなか、「T.room」さんとしっかりとスクラムを組み、お客様の理想の家づくりにお応えしていきたいと思います。

富森：

私はお客様と現場の方々の間に立つ立場なので、八光建設さんのブランドやコンセプトをきちんと理解し、現場の方や職人の方たちとしっかりコミュニケーションをとりながら、同じ方向に向かってモノづくりをしていくことをこころがけていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。